▲ あいさつをする水越組合長
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▲ 議長を務めた大坊さん
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当JAは6月27日、グランドサンピア八戸で、第15回通常総代会を開催しました。
総代本人出席81人、書面による議決権行使者388人、合計469人の総代過半数の出席により、総代会が成立しました。
水越善一組合長は「昨今の農業を取り巻く環境では、世界情勢の緊迫などにより、食料安定供給のリスクが現実のものとなっています。
輸入食品の高騰に加え、農業分野においても、燃料・原材料、配合飼料などの生産資材が高騰し、
生産現場の厳しさは増しており、安定生産、営農継続に支障をきたしかねない状況になっています。
当JAは合併以来、健全経営のために自己資本の増強に取り組んできました。
平成23年度からは農産物の販売金額に応じた利用増資にご協力いただいておりますが、
高齢化や離農による脱退での出資金の減少傾向は続いております。
今後も、施設や設備の更新等、将来のリスクに備える為、剰余金を確保し、内部留保の積み増しを進め、組合員資本の充実が必要であります。
令和5年度は剰余金を確保できたものの、貸倒引当金の増加により、前年を下回る結果となった事から、組合員の皆様に対しましては、
大変申し訳ございませんが出資配当は見送らせていただく事といたしました。改めて気を引き締め、
組合員の皆様のご期待に沿えるよう、役職員一丸となって頑張る所存でございます。
令和6年度、当JAは第5次中期3カ年計画の最終年度となります。
自己改革については、基本目標である「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」の実現に向け、
「農業・地域にとって、JAは、なくてはならないもの」であるとの強い信念を持ち、「不断の自己改革」の取り組みを数値化した自己改革工程表をもとに、
進捗管理を行い、組合員・地域の営農とくらしを最大限支援できるよう、関係機関の皆様とも連携して取り組んで参りたいと考えております。
また、将来にわたって、組合員・地域の皆様と共に歩む、必要とされるJAであり続けるために、訪問活動を積極的に展開し事業を進めて参ります。
デジタル化の進展や施設の老朽化への対応として、施設と店舗の在り方については、
今後継続して検討していかなければならない課題と考えていますので、皆様のご協力をお願いいたします」とあいさつしました。
議長には田子地区の大坊和民氏を選任し、議事を進行しました。令和5年度剰余金処分案及び事業報告の承認について、
令和6年度事業計画の設定についてなど、9つの議案が賛成多数で承認されました。令和5年度決算は、当期剰余金1億3222万円を計上。
前期繰越剰余金などを合わせた当期未処分剰余金は7億1016万円となりました。
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▲ 議案を審議する総代
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