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令和6年度第1回農政対策委員会開催

生徒の前でぶつかる様子を実演
▲ 農政対策委員会の様子
前を見ないと自転車同士で…
▲ 講演を行う神田潤一衆議院議員
 6月15日、営農経済本部で令和6年度第1回農政対策委員会を開き、農政対策委員13人が参加しました。
 令和5年度の活動報告および収支決算、令和6年度の活動計画や収支予算などの全ての案件が満場一致で承認されました。
 委員会終了後、地元八戸市出身の神田潤一衆議院議員を講師にお招きし、基調講演を行いました。 講演の中で「生産性や付加価値の向上には、スマート農業やインフラの整備などで支援していくとともに、 食料安全保障の強化についても、しっかり法案を作って確保していきます」と述べました。
 また、5月29日に改正された「食料・農業・農村基本法」についてもふれ、食料供給能力の維持向上を図ることや、 費用を考慮した合理的な価格の形成に向けた必要な制度の具体化を行うこと、農業経営の安定を図りつつ、農業所得の向上を図るため尽力していくことを述べました。
 出席者から「就農を支援してくれる道筋は無いのか」という質問に対し、「担い手不足は非常に大きな問題であり、特に農業はハードルが高く、 新規参入や軌道に乗るための支えについても、しっかり議論していく所存です」と回答しました。 そのほか、若林政秀営農経済担当常務は「日本の農業は大事だという決意のもと、見える形での政治をお願いしたい」と訴えました。


令和6年度 JA八戸 キッズあぐり塾開校

『三八地域の農業』魅力発見!学ぼう! 触れよう! 楽しもう!
 JAは6月29日、三八地域の農業について理解を深め、次世代に向けて活動を行うため、 今年度も八戸市と連携して、三八地域の主力品種や八戸伝統野菜「食用菊」や「糠塚きゅうり」を学び、農業の大切さ、 楽しさを体験するために、令和6年度JA八戸キッズあぐり塾を開校しました。八戸市在住の小学生の児童13人が参加し、 今年入組した職員3人がリーダーとなり、子どもたちと一緒に農作業を体験しました。

あいさつをする水越組合長
▲ あいさつをする水越組合長
表彰状を受け取る水越善一組合長
▲ 表彰状を受け取る水越善一組合長
イチゴを収穫する塾生
▲ イチゴを収穫する塾生
ニンニクの保存について学ぶ塾生
▲ ニンニクの保存について学ぶ塾生
短冊を掲げる塾生
▲ 短冊を掲げる塾生
開 校 式
 八戸市農業経営振興センターで開校式を行い、 塾長の水越善一組合長は「このキッズあぐり塾で、野菜を収穫し、 保護者の方々と一緒に料理をして食べることで、野菜をもっと好きになってもらい、 野菜の生長を確認しながら、皆さんも一緒に野菜の先生になってもらいたいと思います」とあいさつしました。
 八戸市の熊谷雄一市長は「皆さんがキッズあぐり塾に参加してくれたこと、とても嬉しく思います。野菜作りの経験をしながら、 農業や食の大切さを学んでくれることを期待しています」と述べました。

収穫体験
 八戸市農業経営振興センターの幸田洋平技査が講師を務め、三八地域の天気や野菜、 八戸市の伝統野菜である「食用菊」や「糠塚きゅうり」について説明しました。
 講習の後は外に出て、ニンニクを乾燥させる倉庫とトルコギキョウの栽培ハウスを見学。 トルコギキョウの値段を例に、収入などのクイズが出され、塾生たちは元気よく答えていました。
 また、夏秋イチゴと春イチゴの収穫体験を行い、ハウスの中の色鮮やかなイチゴに目を輝かせて収穫していき、 試食した塾生たちは「酸っぱい」「甘い」など味の違いを確かめていました。

ちゃぐりんの授業
 収穫体験の後にはちゃぐりんの授業を行い、新人職員3人が先生を務め、 (一社)家の光協会が出版している「ちゃぐりん」を用いたクイズを出題。 「ジャガイモは種を植える。○か×か」「オナモミはどちらか」「スイカの水分量は90%か50%か」などのほか、 おいしいバナナはどちらか、という二択問題では、鮮やかな黄色のバナナに対し、シュガースポット(黒い斑点)のバナナの写真を見た瞬間、 「こっちだこっち!」と即答。教室内が笑いに包まれました。
 また七夕が近いため、最後に全員で短冊に願い事を書いて発表しました。

感 想
 授業の後、全員で感想文を書きました。塾生たちは「初めてニンニクの乾燥庫が見られて嬉しかった」「イチゴがとても美味しく、収穫が楽しかった」と述べました。

 キッズあぐり塾では、野菜の収穫や料理教室、ちゃぐりんの授業を12月まで4回行う予定です。